インプラント症例

インプラント症例

症例1(58歳 男性)

ほとんどの歯が浮いている状態で、歯を噛みしめることができないということで来院されました。ヘビースモーカーであったために、禁煙していただき、歯のクリーニングやブラッシング指導後、およそ2年間かけて左上犬歯と左下第一小臼歯以外すべての歯を抜歯し、インプラントの埋入手術を行ないました。
左右上顎臼歯部はサイナスリフトなどを併用し、インプラントによる咬合の再構築を試みました。

私に万が一、不測の事態が生じた時は、インプラント手術でお世話になった藤井先生にも参列して頂き、医学・学術的に何か役に立てていただく事があれば幸に存じます。
(尚このことは、決して強制するものではありません)
術前は硬いものが噛めませんでしたが術後は食生活が変わり、快適な日々を過ごすことが出来ました、ありがとうございました。

平成18年1月15日記

治療終了後20年は、この状態で生活していただけるものと信じておりましたが、平成18年5月25日白血病のため永眠されました。
ご逝去後、ご家族より「ベットの下にこのような走り書きがありました。」とメモを戴きました。ご家族と相談の上、ホームページに掲載し、私自身の戒めにさせていただくことにしました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

症例2(45歳 女性)

左上第二小臼歯破折による痛みがあり来院されましたが、下顎左右の大臼歯の欠損により、後方の歯が手前に傾斜、上顎大臼歯の挺出、噛み合わせのバランスが崩れてしまっていました。下顎大臼歯にインプラントを埋入することにより咬合は回復しました。
挺出した上顎大臼歯は、クラウンを被せましたが、歯が欠損した時点ですぐ治療をしていれば、上の歯の治療は行なわず最小限の治療にとどめられたでしょう。

症例3(44歳 女性)

他院にて抜歯、歯を削らずに治療を希望ということで来院されました。
インプラント埋入後、8週程度で補綴物を(クラウン)装着。経過観察を行ないました。
治療後も、虫歯や歯周病を予防するため、唾液検査を行ない、予防プログラムを作成して、定期的に検査をしています。